虹色空間から~

日々の生活で興味あることを綴ります

ノリタケの森

2017年6月24日、名古屋に所要があり出かけました。時間があったので、「ノリタケの森」に足を運びました。
ノリタケは陶磁器で有名なメーカーです。私もプレゼントを贈る時などによく重宝します。
そのノリタケのモノづくりの発祥の地が名古屋だったとは、名古屋の観光名所を調べるまで知りませんでした。
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入口を入ると、まず目に飛び込んでくるのが、赤レンガの建物です。100年以上前に作られた昔の工場跡です。当時の建物が現存していて、歪みやヒビが歴史を感じさせます。
ウィルカムセンターでは歴史や陶磁器以外の事業の紹介があり、幅広い分野の仕事をしていることが分かりました。クラフトセンターは入場料が大人500円、ミュージアムの入場もできます。ノリタケのボーンチヤイナの作業工程や絵付けの様子が公開されていて、作品が出来上がる様子が良く分かりました。ミュージアムでは初期から現在にかけての代表的な作品が並び、繊細な模様からダイナミックな模様まで作品の多様性が分かりました。
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写真は初期のもので、和風画が描かれていました。多くの欧米人に受け入れてもらうため、洋風画へシフトしていきます。
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現在、食器のデザインワークは多くがデジタル化されています。以前デザイン画は全てデザイナーの手作業で行われていました。今のデザインは実用品である洋食器が中心となっています。洋食器の絵付けは専用の台紙に陶磁器用絵具を印刷した「転写紙」作り陶磁器にシールのように貼り付けていきます。繊細で細かい同じ模様が大量生産できる技法を実際に見ることができ、とても感心しました。
今回は時間がなくて行けませんでしたが、奥は緑豊かな公園となっています。時間ある時はのんびり散策するのも良さそうです。もちろん、ノリタケの製品を販売するショップもあます。アウトレット品も販売されていますし、ノリタケの多彩な製品を見ることができ、眺めるだけでも楽しめます。