虹色空間から~

日々の生活で興味あることを綴ります

ワールド・ウォーZ

出演:ブラット・ビット/ミレイユ・イーノス/ダニエラ・ケルテス/ファナ・モコエナ
製作国:アメリ
製作年:2012年
 
物語:
ジェリー(ブラット・ピット)は妻と二人の娘と何気ない朝を過ごし、家族と車で出かけた。すると街中は原因が不明の大混乱に陥っていた。あわててその場を離れ、難をのがれることができた。何とか、旧知の仲の国連事務次官ティエリー(ファナ・モコエナ)に救出にされ、突如発生した謎のウィルスが瞬く間に世界中へと広がり、各国の政府や軍隊が崩壊状態に陥っていることを知らされる。元国連捜査官で、伝染病の調査や紛争国での調停役を務めた経験をもつジェリーは、ワクチン開発の情報収集のため各国をめぐる調査隊に同行するよう依頼される。
 
感想:
パニック映画が嫌いではありませんが、最近は展開が読めるので、あまり鑑賞することはなかったのですが、ブラット・ピットが主演で、たまたま時間ができたことから鑑賞しました。
ウィルスに感染するとゾンビになるという、すごい設定です。ゾンビに襲われ、ウィルスに感染すると約10秒後にゾンビになってしまうというスピード差にもびっくり。現実とはあまりにもかけ離れた設定なので、恐怖を感じるより、単純にパニック映画として楽しめました。アメリカ映画の王道らしい、主人公や周囲の人たちがどんなことをしても助かってしまう、ヒーロー絶対善みたいな流れを見て、とてもおかしかったです。「ありえない、ありえない」と心の中で連発してしまいました。ありえない話だからこそ、ウイルスによってゾンビと変化した人々が無残に殺されるのを許容できた気がします。感染したからという理由で、虫けらのように人を殺すシーンはやはり違和感がありました。
映画の最後に「始まったばかり」との言葉がでてきますが、映画の中ではウィルス感染を防ぎ、めでたし、めでたし、とはいかず、ゾンビに襲われない薬の開発にとどまり、原因まで突き止められません。これからどうするんだろう、と蓄積された様々な問題や疑問を残し、エンディングロールとなります。そのうち続篇ができるのかしら?ぜひ期待したいところです。