監督：片渕須直
製作国：日本
製作年：2016年
【物語】
1944年広島。18歳のすずは、顔も見たことのない若者と結婚し、生まれ育った江波から20キロメートル離れた呉へとやって来る。それまで得意な絵を描いてばかりだった彼女は、一転して一家を支える主婦に。創意工夫を凝らしながら食糧難を乗り越え、毎日の食卓を作り出す。やがて戦争は激しくなり…
【感想】
原作コミックスを持っていて、ほのぼのした感じがすごく好きでした。映画化されると知って、ぜひ鑑賞したいと思っていました。コミックスの雰囲気そのままのほんわかとした背景と人物像に引き込まれました。すずのおっとりした感じがそのまま描かれていて、時々クスクス笑ってしまい、楽しめました。ストーリーを知っていても、飽きることなく、ドキドキワクワク、鑑賞できました。
コミックスと違うと感じたのは、戦争のすごさが実感として感じられたところです。爆弾が落ちてくるとはどんなことなのか、爆弾には様々な種類があること、短い間隔で次々と起こる空襲。戦争をほのぼのとした雰囲気で描いているというイメージに隠れた奥深さを知りました。もう一度その思いで、原作コミックスを読み返してみようと思いました。
