虹色空間から~

日々の生活で興味あることを綴ります

映画『東京ウィンドオーケストラ』

出演:中西美帆/小市慢太郎松木大輔/星野恵亮/遠藤隆太
製作国:日本
製作年:2016年

物語:
屋久島の町役場で単調な日々を過ごす職員、樋口(中西美帆)。屋久島に日本を代表する有名オーケストラ「東京ウィンドオーケストラ」を呼びたいと、観光課の橘(小市慢太郎)が長年温めてきた企画がようやく実現する日を迎え、担当である樋口は普段とは違う時間を過ごしていた。
一方、東京からやって来た10人の楽団員たちは初めての屋久島ですっかり観光気分に浮かれつつも、なぜカルチャースクールのアマチュア楽団にすぎない自分たちが呼ばれたのか、不思議に思っていた。 屋久島で一行を迎えに来た樋口は、オーケストラのわりにはどうも人数が少ないと感じるものの、彼らを連れ、淡々とスケジュールをこなしていく。宿泊先は一流リゾートホテル。大ファンだという橘の異様なまでの盛り上がりよう―――。のん気に過ごしていた一行も、島をあげての歓迎ぶりにさすがに不審がるが…

感想:
勘違いが笑いを生む、典型的な映画です。都会ではなく屋久島という設定が、嘘っぽい設定でも、のんびりした島の雰囲気で打ち消され、あり得るかもと思い、映画に入り込んで、様々なシーンでクスクスしてしまいました。勘違いと分かってからの楽団の慌てぶりも可笑しいです。悪人が出てくるわけではなく、みんな普通の人、だけど勘違いから始まった出来事に罪悪感が生まれ、悪人のような人が生まれてしまう。日常に近い設定なので、アルアル感がいっぱいでした。気軽に楽しめる映画でした。
話が少し脱線しますが、この映画は新宿武蔵野館で鑑賞しました。この映画館は昨年長い期間休館してリニューアルをしたばかり。座席がフカフカで座ったと時にちょっとびっくり、リラックスし過ぎて疲れていたらいい気持ちで寝てしまいそうと危険を感じました。また、上映終了後、劇場をでるとロビーにいた数人が「ありがとうござました」と左右から声をかけてきて何事?と思いましたが、落ち着いて見ると出演者の皆さんでした。次の回に舞台挨拶があるためだったようです。最後まで身近に感じた映画でした。