観戦日:2018年2月11日・12日
会場:江陵アイスアリーナ
隣国の韓国で冬季オリンピックが開催されるので、長年オリンピックでフィギュアスケートを観たいと願っていた思いを叶えに行ってきました。チケットは韓国内の販売が不振で余っており、公式サイトから購入できました。各競技を観てみたく、団体戦を選びました。
駅を降りるとマスコットが出迎えてくれました。寒さは思ったほどではなくね少しの厚着で十分でした。
会場までは歩くこともできますが、駅から300メートルぐらい離れたところから無料のシャトルバスが発車していて、オリンピックパークの入口までバスで5分ほどで着きます。しかし、入口からアイスアリーナまでは5分ほど歩く必要があり、思った以上にたくさん歩きました。
アイスアリーナ内はご存知のように淡い紫色ですが、空席も多く青色の椅子が目立っていました。まず目に飛び込んできたのはロシアの応援団。1ブロックを占領して、大きな声で声援をおくっていました。カナダやアメリカの応援グループも目立ち、世界選手権とも違った雰囲気を感じました。もちろん、日本からの応援も多くね日本語の会話もあちこちで聞かれました。
競技の中で一番印象に残ったのは女子シングル女王エフゲーニャ・メドベージェワです。リンクに立つと低い背が全く気にならなず、他の選手より大きく見えました。音楽表現も抜群で、音の一つ一つを表現し滑らかで切れ目のないスケートで、他を圧倒していました。しかし、何よりも心ひかれたのは競技が終わった後の無邪気な笑顔です。本当に楽しそうにチームメイトを応援していました。
女子シングルのフリーにはアリーナ・ザギドワが登場。今季負けなしの少女は当然のようにミスなく滑り、高得点をとりました。表現はまだまだでジャンプで見せている印象てした。この二人が飛びぬけていました。
団体戦の優勝はカナダ。どの種目も穴のない強さを見せました。その中で存在感がきわだっていたのがアイスダンスのバーチュー・モイア組です。スピードに乗ったステップやリフト、胸に迫るような表現力。前に見た時はバンクーバーオリンピック前で勢いのある力強いスケートだなとの印象でしたが、オリンピックで金銀のメダルをとって、王者の風格が身に備わり、圧巻の演技でした。また、男子シングルのパトリッく・チャンはFPも滑るほどの気合いの入れよう。ジャンプの失敗はありましたが持ち前の流れるようなスケートはさすがでした。
表彰セレモニーがジャージ姿なのにはびっくりでしたが、個人戦より和やかな雰囲気で選手たちの素顔が沢山垣間見えて良かったです。
個人戦はテレビ観戦になりますが、会場内の雰囲気を思い出して楽しみたいと思います。