虹色空間から~

日々の生活で興味あることを綴ります

宇和島紀行

2024年3月19日~24日、宇和島に滞在し、見所をまわってきました。

まずは12現存天守のひとつがある、宇和島のシンボルである宇和島城。城山下駐車場に車を停めて、緩やかな坂道を登ります。途中からやや急な石段となり、進んでいくと、天守が見えてきます。

立派な石垣の上にちょこんと天守がありますが、見晴らしは抜群です。天守は3階ですが、階段が直角かと思えるほど急で、よじ登る必要があり、結構大変です。現存天守にしかない趣は十分感じられます。

次にご紹介するのは和霊神社宇和島伊達家初代藩主である伊達秀宗の元で、産業の拡充、民政の安定に手腕を発揮した山家清兵衛をしのぶ神社だそうです。地元では「和霊さん」で親しまれていて、夏に行われる和霊大祭と牛鬼は宇和島の大イベントです。

牛鬼は道の駅きさいや広場内で展示されていて、間近に見る事ができます。写真で全体を写すことが大変なほど大きく迫力があります。

広大な日本庭園である南楽園は全てを巡るのが大変なほど園内が広く、四季折々で楽しめる庭園です。

天気が良いと「海の家」からボートに乗り池からも景色を眺める事がてきます。ここには「鯉のモニュメント」があり、和霊神社出雲大社のお札とお守りが納められた鯉がいて、目を撫でると良い事が…

国安の郷は今回初めて知りました。宇和島藩より分かれてできた吉田藩の代表的な建物を復元して街並みを再現した小さな施設です。吉田藩の歴史を学べる資料館もあり、有意義な時間を過ごせました。

宇和島市津島町にある日帰り温泉施設にも足を伸ばしました。祓川温泉は山の奥にひっそりとある施設で、四国にはめずらしい硫黄泉とのことでした。ほのかに硫黄の匂いがしますが透明で、肌に少しぬめりつく感じがありました。一般風呂と家族風呂もあって選べるようになっていました。

祓川温泉は高知県の県境にあり、高知県に入って直ぐにあったのは出井甌穴です。

河原の石の表面が水の流れで削られて丸い窪みが約200mと長い距離に多数みられるのが特にめずらしいとのことです。川沿いに遊歩道もあり、じっくりと散策することができました。

 

長い期間滞在することで、初めて訪れる場所もあったり、ぶらりと街中を散策してみたり、銭湯へ行ってみたり、宇和島をより身近に感じる事ができました。声かけをした人は皆さん親切で、とても温かい街だなと感じ、良い旅となりました。