虹色空間から~

日々の生活で興味あることを綴ります

島根ドライブ旅

【旅行日程】

2019年10月23日(水)~25日(金)

1日目・奥出雲

「絲原家 絲原記念館」→「姫そばゆかり庵」→「鬼の舌震」→「八重垣神社跡」→「道の駅 おろちの里」→「道の駅 頓原」→「大しめなわ創作館」

2日目・出雲大社

「来島ダム」→「道の駅 キララ多岐」→「出雲大社」→「道の駅 湯の川」

3日目・松江城

宍道湖」→「松江城」→「松江歴史館」→「松江ホーライエンヤ伝承館」

 

【感想】

松江と出雲は何度か訪れたことがありましたが、今回初めて奥出雲まで足をのばしました。立派な道が整備され、松江や出雲からのアクセスも楽になりました。山々に囲まれた土地が多く、ひっそりとした佇まいが印象的でした。

1日目。奥出雲はたたら製鉄で有名で、古い家を公開しているところが何軒かあります。その中の1つ「絲原家」は庭が出雲流庭園という特徴があるとのことで行ってみました。

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細長い短冊石を中央に周囲に丸石を配置する「飛び石組」が特徴とのことです。山々を借景として取り入れ、こじんまりとしながも奥行きのある庭園となっていました。

昼に立ち寄ったのは以前テレビで見てぜひ行ってみたいと思った「稲田神社」境内にあるそば屋さん「姫そばゆかり庵」です。数量限定のそばご膳を頂きました。

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割り子そばは横田産のものを選びました。歯ごたえがあり少し硬い感触のそばでした。おむすびは秋に収穫されたばかりの新米。ここは天日干しをしているとのことで、甘みをとても感じるお米でした。

たっぷりと食べた後は食後の運動を兼ねて「鬼の舌震」へ。斐伊川の支流大馬木川にあり、約2㎞にわたるV字狭谷に、巨石や奇石が連なっています。駐車場は2ケ所あり、渓谷を渡る吊り橋"舌震の恋吊り橋"に近い宇根駐車場に車を駐車しました。吊り橋から続くバリアフリーの道は渓谷を上から見下ろす感じでした。途中から川に近い遊歩道に降りました。足元は悪いですが岩を近くで見れて迫力がありました。

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2日目はあいにくの雨でしたがこの日のメイン、出雲大社に行きました。高い木々に囲まれた参道は他とは違う空間を生み出し、拝殿と御本殿が見えると異世界に足を踏み入れた気分になりました。平成の亜遷宮を終えたばかりで屋根が黒々と輝いているのが印象的でした。続いて前日に見学した頓原にある「大しめなわ創作館」で昨年に作られた"大しめなわ"を見に神楽殿へ。良い形に仕上がっている自慢の作品とのことでした。実際に見ると確かに整った素敵な形でした。しめなわは何を表しているのか諸説あるそうですが、『編みこみの部分が曇、房のような部分が雨、白い紙は雷』を表しているという説を創作館の人が教えてくれました。そう思って眺めると生活に密着しているようで大しめなわが身近な感じがしました。

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3日目は国宝になって初めて松江城に登城しました。外観は黒く凛々しく、戦国時代の名残があるいさましい城です。城の内部は照明が最小限でひっそりとした雰囲気が漂います。各階に音声での解説があり、解説を聞きながらじっくりと城内を観察しました。現存天守の中で平面規模は2番目の大きさがあるとのこと。確かに昨年訪れた松山城宇和島城と比較すると空間が広くゆとりがあるなと感じました。特徴的な通し柱を含め柱が沢山あり広い空間をしっかりと支えていて、何百年たっても綺麗で安定した佇まいをとどめているんだなぁと思いました。写真は大手門跡から見みた天守

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子供の頃から何度も訪れていた島根県。今回新たな魅力をたくさん発見しました。旅する前は見納めの気持ちもありましたが、一番楽しみにしていた宍道湖の夕日は雨で見れずリベンジしたいですし、そして、もっともっと魅力を堪能したい気持ちも強くなりました。ぜひまた、訪れたいと思います。