虹色空間から~

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トキワ荘マンガミュージアム

2024年3月9日(土)、強風が吹き荒れる晴天のなか、トキワ荘マンガミュージアムを訪れました。地元の家族連れが遊ぶ小さな公園の片隅にひっそりとたたずむ姿は街に溶け込み逆に当時が偲ばれました。

当時を再現したミュージアムは入口に入ると靴を脱ぎ、ミシミシと鳴る階段をあがり漫画家たちが暮らした2階へ。昔ながらの共同トイレと台所をのぞき、4畳半の部屋へ。畳は小さいサイズのようで、とてもこじんまりしていました。こんな狭い部屋で漫画を描き寝起きしていたのかと思うと煮詰まらなかったのかな?と心配になりました。でも、だからこそ、漫画家たちの結びつきも強かったのかな?とも思いました。

各漫画家の部屋を再現した箇所もありました。家具や荷物が置かれると部屋が何となく広く思えます。各漫画家のこだわりが垣間見えて興味深いです。

1階の企画展室では「-ふたりの絆-石ノ森章太郎赤塚不二夫」が開催されていました。トキワ荘に来る前から仲が良かったふたりの歩みが展示されています。直筆原稿も多数展示されていました。よく目にするのは印刷されたもので、線がかすれたり歪んでいるように見えていましたが、直筆原稿は線が流れるように描かれてとても綺麗でした。はトーンなどもなかったので、模様などもすべて手書き、濃淡を出すためなのか薄く着色されている部分もありました。

トキワ荘マンガミュージアムを後にして、トキワ荘跡地へ。大通りから脇に入った道の片隅にひっそりと記念碑がありました。思わず一度通り過ぎるほどの片隅でした。