監督：細田守
製作国：日本
製作年2018年
物語：
とある都会の片隅にある、小さな庭に小さな木が生えた小さな家に住む４歳の甘えん坊、くんちゃん(上白岩萌歌)の前に、生まれたばかりの妹・ミライちゃんがやって来る。両親の関心はミライちゃんに集中し、くんちゃんはミライちゃん「嫌い」と癇癪を起す。そんな時、小さな庭では不思議な現象が度々起きるようになった。そして、未来からやってきた未来ちゃん(黒木華)にも出会うことになる。
感想：
細田守監督の作品はワクワク感あふれる作品が多いのですが、この作品はあまり感じることがなかったです。くんちゃんが時空の旅をして、家族の物語をのぞきながら、少しずつ成長していく様子を丁寧に繊細に描いていますが、丁寧過ぎて面白味がないように感じました。くんちゃんは時空を旅するけれども、まだ４歳。狭い世界に生きていて、ほとんどが家で過ごします。それを物語として発展させていくのは難しいことなんだと思います。子供がいると起こるようなアルアルがどっさり盛り込まれていますが、想像の範囲内であって、物語に引き込まれるようなことはなかったです。それでも、話の作りはやはりしっかりしているので、最後まで飽きることはなかったで。しかし、監督への期待値が高いためか、何となく物足りない感が漂いました。
