虹色空間から~

日々の生活で興味あることを綴ります

映画「ボクは坊さん」

監督:真壁幸紀
製作国:日本
製作年:2015年

物語:
高野山大学を卒業し僧侶となる資格を得たが、書店で働く白方進(伊藤淳史)。住職だった祖父(品川徹)の死をきっかけに書店員の仕事を辞め、名前も光円に改名し24歳で住職の道に進むことにした。初めて知る住職の世界は奥深く、毎日が驚きの連続。光円は、檀家の人たちとの関係に悩み、冠婚葬祭で人々の人生の節目を見守り、様々な経験を積むことで成長していく。

感想:
坊さんの世界は分からないことだらけ。世間とはやっぱりちょっと違う生活を営んでいることは良く分かりました。
おじいさんの後を継いで坊さんになると決心し、そこから光円の坊さん生活がスタート。大学では教えてくれないことが多く、坊さんをしながら学んでいく。最初はお経を読む声が弱く頼りない感じでしたが、徐々に立ち姿までお坊さんらしくなり、お経を読む声も張りのある良い声に変り、映画がすすむうちに成長する様子はとても自然で伊藤淳史の演技のうまさが光っていました。
時々挿入される仏教の教え、分かりやすく説明が入ったりするので、表面的な意味はつかめましたが、奥深い言葉なので心にスーッと入ってくることは難しかったのですが、生きるヒントがちりばめられているなぁと感じたので、機会があれば学んで自分の物にできればいいなと思いました。
お寺には法事の時や観光に行った時しか立ち寄りませんが、訪れた時はもっと興味を持って、お坊さんのお仕事を観察してみようなか…少しお坊さんが身近な存在になった気がします。