虹色空間から~

日々の生活で興味あることを綴ります

ABCラジオ『今村翔吾×山崎怜奈の言って聞かせて』公開収録

 2023年3月25日(土)、千代田区ワテラスコモンホールで行われたラジオの公開収録に参加してきました。ABCラジオは大阪のラジオ局、さらに深夜に放送されているため、このような番組の事は全く知りませんでした。今村翔吾先生は「塞王の楯」で直木賞を受賞、この作品はブログでも紹介しましたが大変面白く読みました。そして、ゲストは小川哲先生、「地図と拳」で先日直木賞を受賞しました。どんなトークが聞けるのか、偶然目にした参加者募集にすぐに応募しました。

 3回分のラジオ収録が約2時間ほどかけて行われました。もう一人のパーソナリティーである山崎怜奈さんは元乃木坂46とのことで、とてもほっそりとした清楚な雰囲気でしたが、話しをすると場を仕切るのがとても上手で感心しました。今村翔吾先生は関西弁で軽快に話をするので、コントラストがとても良かったです。

 

 3月30日放送分のゲストは鎧兜甲冑工房「丸武産業株式会社」の田之上社長。これゲストは知らなかったので、会場にいきなり甲冑が運び込まれてびっくりでした。今村翔吾先生も武田信玄の甲冑姿で登場。重さは5kgほどあるそうです。立ったり座ったりするときに「ガチャガチャ」と音がしましたが、武将クラス甲冑はは鉄に皮を巻いて漆を塗ったもので作製されるため、音はあまりしないとのことでした。写真は右が伊達政宗の甲冑、中央が今村翔吾先生、左が徳川家康の甲冑です。

 4月6日放送分から小川哲先生が登場しました。小川哲先生はSF分野の小説、今村翔吾先生は歴史分野の小説、仲の良い作家付き合いも違い、接点は無いとのことでした。話の中身は作品内容よりは物語をどう構成していくか?に今村翔吾先生が興味津々で、お2人ともプロットは作成せずに書くため、誰が最後まで生き残るのか、書いてみないと分からない等共通する部分も多く、話が盛り上がっていました。

 4月13日放送分は「私を構成する一冊」のコーナー。小川哲先生が持ってきた本の話題はそこそこに、話が脱線していました。特に興味深く聞いたのは盗作について。作家さんが読むと盗作かどうか一発で分かるとの事。さすがプロだなと感心しました。小川哲先生も話が上手で、頭の回転が良く、今村翔吾先生の下手すると取り留めなくなりそうな話をしっかりと軌道修正していて、楽しいトークを聞けました。