虹色空間から~

日々の生活で興味あることを綴ります

宮島と二葉の里を歴史散策

2016年3月25日は宮島を散策しました。
コースは①五重塔と千畳閣(豊国神社)②厳島神社③清盛神社④宮島歴史民俗資料館⑤大願寺⑥厳島神社宝物館⑦多宝塔⑧大聖院⑨表参道商店街という順番で約3時間でめぐりました。
宮島には朝8時すぎ頃到着。まだ人はまばらでした。フェリー乗り場を出てすぐ右側に清盛像を発見。駆け寄って写真をとっていると、何やら動いた!と思って見ると像の横で鹿がひたぼっこ中でした。鹿は人馴れしているので、近寄っても逃げませんし、空き地にフッと出没するので何度か驚かされました。
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厳島神社へは町家通りを通って向かいました。古い町並みが細い道に沿って続き、進んで行くと正面に朱塗りの五重塔が姿をあらわし、ワクワク感が高まりました。本当は先に厳島神社を回る予定を変更し、五重塔を見学しました。眼下には厳島神社が広がり、気分は最高潮に達しました。
そして、いよいよ厳島神社へ。浜辺に建つ独特の造りと朱塗りの柱が神秘的雰囲気を感じさせます。天気も良く吹き抜ける風も心地よく、海と神社のコントラストを楽しみながら回廊を進みました。参拝者も少ない時間帯でしたので、あっちこっち見ることができたので良かったです。
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出口を出て宝物館へ向かう予定が、鳥居の方へ近寄って見ようと足を進めた流れで予定のなかった清盛神社へそのまま向かいました。ちんまりしたお社が建っているだけでしたが、海辺の松林を歩けて気持ち良かったです。そこかな町中に入って、宮島歴史民俗資料館へ立ち寄りました。外側は昔の民家の造りですが、中に近代的な資料館もあって面白い構造でした。そこでは、宮島の歴史はもちろん厳島神社の成り立ちや仕組みを簡潔にまとめたビデオや平清盛の説明が詳しく書いてあったり、とても興味深かったです。厳島神社の構想をした平清盛ってどれだけ発想力があったのか!と改めて感心しましたるこちらに立ち寄ってから厳島神社を参拝すると良いのでは?と思いました。
その後、大願寺と宝物館を見学し、宝物館脇の階段をあがって多宝堂と大聖院へ行きました。階段を少し昇ると眼下に厳島神社、先の高台に五重塔が見える絶景が広がります。宮島は少し道を入るとすぐ山なので、絶景ポイントがたくさんあるなと感じました。
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この時期、宮島では「雛めぐり」というイベントを開催していて、街角に雛人形が飾られていました。大聖院の観音堂では新旧の雛人形がまとめて展示されていて、多彩な雛人形を見比べられて楽しかったです。
最後は人のにぎわう表参道商店街でお土産を買い宮島を後にしました。


2016年3月26日は広島駅新幹線口の目の前に広がる二葉山(銀色の丸い塔が見える山)のすそのに点在する寺社を散策しました。「二葉の里歴史の散歩道」と名づけられマップでは16ヶ所の見どころが紹介されています。しかし、体力面を考えると全ては無理なので、10ヶ所をめぐりました。
コースは①不動院②日通寺③碇神社④安楽寺饒津(にぎつ)神社⑥明星院⑦鶴羽根神社⑧広島東照宮⑨金光稲荷神社⑩尾長天満宮の10ヶ所です。かなり駆け足の見学でしたが3時間かかり、最後は歩き疲れました。広島市街地に近い場所に位置しているため、原爆の被害を受けた寺社がほとんどでしたが、立派に再建されているのを見て広島の人たちの力強さを改めて感じました。
散策をして特に印象的だったのが不動院と広島東照宮、そして途中に少し歩いた京橋川沿いの遊歩道はのどかで少し歩き疲れが出た身には良いカンフル剤になりました。
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写真は不動院の国宝・金堂です。静かな山間にひっそりと建ち、朝日を浴びて輝くような美しさを放っていました。見ていると何となく心がキリッと引き締まる感じがしました。
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広島東照宮の唐門の深紅は上の写真では表現ができないぐらい深い色合いで鮮やかで、見た瞬間に圧倒されるものがありました。山とのコントラストも抜群で、思わずため息がでました。江戸時代の人が見たら徳川家の権威を感じたのだろうなと思いをはせました。ここは新幹線口をでて10分ほどの距離ですので、あいた時間に立ち寄りができます。

二葉の里歴史の散歩道」は新たな広島を見ようと思いめぐってみました。城下町であった広島の姿を見れた気がしました。今回まわれなかった場所もいろいろ見所があるようですので、次の機会にぜひめぐってみたいと思いました。