虹色空間から~

日々の生活で興味あることを綴ります

映画『グレイテスト・ショーマン』

製作国:アメリ
製作年:2017年

物語:
19世紀半ばのアメリカ。幼なじみの妻チャリティ(ミシェル・ウィリアムズ)を幸せにすることを願い、挑戦と失敗を繰り返してきたP.T.バーナム(ヒュー・ジャックマン)は、オンリーワンの個性を持つ人々を集めたショーをヒットさせ、成功をつかむ。しかしバーナムの型破りなショーは根強い反対も引き起こし、裕福になっても社会に認めてもらえない状況に頭を悩ませる。

感想:
ほとんどが歌と踊りのシーンで、これぞミュージカル映画です。バーナムのサクセスストーリーをテンポよく色鮮やかに描いていきます。とにかく、ヒュー・ジャックマンがカッコ良い!冒頭で踊り出した時から姿勢の美しさ、ダンスの切れの良さ、圧倒的なオーラと、全てにおいて際立っていました。好みの俳優ではないのですが踊る姿を見ただけで感嘆のため息です。
オンリーワンの個性を持つ人々を集めたショーと言っても、普通と言われるカテゴリーには入り切れず、一般世間から蔑まれていた人々のこと。バーナムも蔑む心を持ちながら金を儲ける手段として上手く利用していきます。そうと分かっていても、やっと見つけた自分たちの居場所であるのだからと一生懸命ショーをする人々の姿に心をうたれます。最初に怖いもの見たさで集まっていた観客も圧巻のショーを見せられ、ショーそのものの魅力に気がつき魅かれたからこそ当時ヒットしたんだと思います。
掘り下げると何本もの映画が出来てしまいそうなくらい、興味深い人々が沢山登場しますが、ストーリーはあまり気にせず、歌と踊りを楽しみたいと感じた素敵なミュージカルでした。