虹色空間から~

日々の生活で興味あることを綴ります

第14回世界バレエフェスティバル

【鑑賞データー】
日時:2015年8月12日(水) 18:00開演
会場:東京文化会館 大ホール
座席:5階 E席
指揮:ワレリー・オブジャニコフ、ロベルタス・セルヴェニカス
ピアノ:フレデリック。ヴァイセ=クニッテル

【演目】…プログラムB
第1部
序曲「戴冠式行進曲」
「ディアナとアクテオン」
振付:アグリッピーナ・ワガノワ/音楽:チェーザレ・プーニ
出演:ヴィエングセイ・ヴァルデス オシール・グネーオ
「シナトラ組曲」より"ワン・フォー・マイ・ベイビー"
振付:トワイラ・サープ/音楽:フランク・シナトラ
出演:イーゴリ・ゼレンスキー
ペール・ギュント
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:アルフレット・シュニトケ
 出演:アンナ・ラウデール エドウィン・レヴァツォフ
「ライモンダ」より 幻想のアダージオ
振付:マリウス・プティパ/音楽:アレクサンドル・グラズノフ
出演:ウリヤーナ・ロパートキナ ダニーラ・コルスンツェフ
「椿姫」より 第1幕のパ・ド・ドゥ
振付ジョン・ノイマイヤー/音楽:フレデリック・ショパン
出演:マリア・アイシュヴァルト アレクサンドル・リアブコ

第2部
「眠れる森の美女」
振付:ルドルフ・ヌレエフ/音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
出演:リュドミラ・コノヴァロワ マチアス・エイマン
ノー・マンズ・ランド
振付:リアム・スカーレット/音楽:フランツ・リスト
出演:アリーナ・コジョカル ヨハン・コボー
「海賊」
振付:マリウス・プティパ/音楽:リッカルド・ドリゴ
出演:サラ・ラム ワディム・ムンタギロフ
「ヴァーティゴ」
振付:マウロ・ビゴンゼッティ/音楽:ドミートリイ・ショスタコーヴィチ
出演:ディアナ・ヴィシニョーワ マルセロ・ゴメス

ギリシャの踊り」
振付:モーリス・ベジャール/音楽:ミキス・テオドラキス
出演:オスカー・シャコン


第3部
ロミオとジュリエット」より 第1幕のパ・ド・ドゥ
振付:ケネス・マクミラン/音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
出演:ヤーナ・サレンコ スティーヴン・マックレー

「伝説」
振付:ジョン・クランコ/音楽:ヘンリク・ヴィエニャフスキ
出演:アリシア・アマトリアン フリーデマン・フォーゲル

「椿姫」より 第3幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:フレデリック・ショパン
出演:タマラ・ロホ アルバン・レンドルフ

「レ・ブルジョワ
振付:ベン・ファン・コーウェンベルク /音楽:ジャック・ブレル
出演:ダニール・シムキン

「マノン」より 第1幕のパ・ド・ドゥ
振付:ケネス・マクミラン/音楽:ジュール・マスネ
出演:オレリー・デュポン エルヴェ・モロー

第4部
「シンデレラ」
振付:ウラジーミル・マラーホフ/音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
出演:ヤーナ・サレンコ ウラジーミル・マラーホフ
「シルヴィア」
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:レオ・ドリーブ
出演:シルヴィア・アッツォーニ アレクサンドル・リアブコ

「瀕死の白鳥」
振付:ミハイル・フォーキン/音楽:カミーユ・サン=サーンス
出演:ウリヤーナ・ロパートキナ

「こうもり」よりパ・ド・ドゥ
振付:ローラン・プティ/音楽:ヨハン・シュトラウス2世
出演イザベル・ゲラン マニュエル・ルグリ
ドン・キホーテ
振付:マリウス・プティパ/音楽:レオン・ミンクス
出演:マリーヤ・アレクサンドロワ ウラディスラフ・ラントラートフ
フィナーレ「眠れる森の美女」よりアポテオーズ

【感想】
久しぶり、実に9年ぶりの世界バレエフエスティバル。4時間を超す盛り沢山の内容で、こんなに長かった?と思いましたが見始めるとあっと言う間でした。しかし、踊るダンサーが多いので、フィナーレの時に全てのダンサーが挨拶をする時には何の演目を踊ったのか、思い出すのに一苦労でした。
多くいるダンサーの中で注目をしていたのはお初のウリヤーナ・ロパートキナです。「ロシアの至宝」と呼ばれてるほどで、名前だけは昔から知っていました。スラリとした手足、真っ直ぐと伸びる姿勢、貴賓あふれるオーラが漂っていました。ソロで踊った「瀕死の白鳥」は凛としたたたずまいに死に行く命のはかなさを繊細に特に力強く表現していて、ため息がでる美しさで、期待通りの踊りでした。
会場を大いに沸かせていたのは「レ・ブルジョワ」を踊ったダニール・シムキンです。音楽に合わせて、滑らかに、力強く、パワーみなぎる踊りは一番の喝采を受けていました。そして、ラストわ飾った「ドン・キホーテ」のマリーヤ・アレクサンドロワはサービス満点で踊りを踊っていない時にも表情豊かに、お転婆娘の演技をしていて、笑いを誘っていました。明るいキャラ?個性的で魅力豊かなバレリーナでした。他のバレエでどんな表現をするのか見てみたいです。
私の好きなオレリー・デュポンとマニュエル・ルグリは期待通りの人を引き付ける踊りでした。特にルグリはそこにたたずんでいるだけで、ワクワクした気持ちにさせられます。とてもキレのある踊りだったので、まだまだ元気に踊る姿を見られそうで安心しました。
長丁場の舞台で、ジャンルもとりどりでたっぷりとバレエを堪能できました。