【鑑賞データー】
日時:2017年8月23日(水) 18:30開演
会場:東京文化会館大ホール
座席:4階C席
【演目】
<Bプログラム>
1)『エスメラルダ』
音楽:C.プーニ/振付:M.プティパより
出演:ナターシャ・マイヤー、ヤコブ・フェイフェルリック
2)『I have been kissed by you…』
音楽:M.リヒター/振付:H.マルティン、P.d.バナ
出演:エレナ・マルティン、パトリック・ド・バナ
『…Inside the Ladyrinth of Solitude』
音楽:T.ヴィターリ/振付:P.d.バナ
出演:ジェロー・ウィリック
3)『海賊』第2幕よりアダージョ
音楽:L.ドリーブ/振付:M.ルグリ
出演:ニーナ・ポラコワ、デニス・チェリェヴィチコ
4)『Whirling』
音楽:P.グラス/振付:A.ルカーチ
出演:ニーナ・トノリ、ジェームズ・ステファン
5)『Movements of the Soul』
音楽:バルバトューキ、K.ディクソン、M.スタイン/ 振付:ニキーシャ・フォゴ
出演:ニキーシャ・フォゴ
6)『ジゼル』
音楽:A.アダン/振付:J.ペロー、J.コラリ
出演:マリアネラ・ヌニェス、ワディム・ムンタギロフ
7)『ファラオの娘』
音楽:C.プーニ/振付:P.ラコット
出演:オルガ・スミルノワ、セミョーン・チュージン
8)『ランデヴー』
音楽:J.コスマ/振付:R.プティ
出演:イザベル・ゲラン、マニェル・ルグリ
-休息-
9)『タランテラ』
音楽:L.M.ゴットシャルク/振付:G.バランシン
出演:ニキーシャ・フォゴ、ジェロー・ウィリック
10)『Morzart à 2』より
音楽:W.A.モーツァルト/振付:T.マランダン
出演:ナターシャ・マイヤー、ヤコブ・フェイフェルリック
11)『フェアウェル・ワルツ』
音楽:F.ショパン、V.マルティノフ/振付:P.d.バナ
出演:イザベル・ゲラン、マニュエル・ルグリ
12)『白鳥の湖』より黒鳥のグラン・パ・ド・ドゥ
音楽:P.I.チャイコフスキー/振付:R.ヌレエフ(1964年ウィーン版)
出演:ニーナ・ポラコワ、デニス・チェリェヴィチコ
13)『Factum』
音楽:K.コルホー/振付:H.マルティン、P.d.バナ
出演:エレナ・マルティン、パトリック・ド・バナ
14)『ジュエルズ』より“ダイヤモンド”
音楽:P.I.チャイコフスキー/振付:G.バランシン
出演:オルガ・スミルノワ、セミョーン・チュージン
15)『ドン・キホーテ』
音楽:L.ミンクス/振付:M.プティパ
出演:マリアネラ・ヌニェス、ワディム・ムンタギロフ
16)『Moment』 マニュエル・ルグリ ソロ(世界初演)
音楽:J.S.バッハ、F.ブゾーニ/振付:N.ホレツナ
出演:マニュエル・ルグリ
ピアノ:滝澤志野
【感想】
ルグリのガラと言う名前に惹かれて、プログラムをあまり確認せずチケットを買ったので、入口で渡されたプログラム内容を見た時に盛り沢山で驚きました。そして、ルグリの思いが沢山つまったプログラムなのだなぁと改めて感じました。
オープニングは各バレエダンサーの練習風景の映像から始まり、これからどんな舞台の幕があがるのか、ワクワク感が高まりました。加えて、一つ一つの演目の前にダンサーなどの紹介も表示され、見る準備がとてもしやすかったです。
プログラム全体の感想は起訴のできたしっかりと踊れるダンサーをそろえたなということです。からだの線がきれいで、回転でも軸のぶれない、一つ一つの仕草にため息がでるダンサーばかりでした。演目ではパトリック・ド・バナのもつ独特の雰囲気が漂うバレエがアクセントとなり、飽きさせない構成になっていました。バナを見るのはたぶん2回目ですが、歩くだけで、物語りが見えるようで、素敵なダンサーです。
そして、ルグリも、なめらかで流れるような踊りは健在で、ついつい引き込まれて見入ってしまいます。新しいバレエにまだまだチャレンジしていて、これからも素敵な舞台を見せてくれる予感が漂いました。
長い舞台で見終わった後はとても疲れましたが、一夜明けると心がとても穏やかでリフレッシュした気分です。芸術の奥深さを改めて実感しました。