虹色空間から~

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シルヴィ・ギエム〈ライフ・イン・プログレス〉

【公演データー】
日時:2015年12月18日(金) 19:00開演
会場:東京文化会館 大ホール
座席:3階B席

【演目】
〈イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレヴェイテッド〉 -東京バレエ団初演-
音楽:トム・ウィレムス
出演:上野水香/奈良春夏/柄本弾 他

〈ドリーム・タイム〉
振付:イリ・キリアン 
振付助手:エルケ・シュパース
音楽:武満徹 オーケストラのための「夢の時」(1981)
出演:吉川留依/川島麻実子/政本絵美/松野乃知/岸本秀雄

〈テクネ〉
振付:アクラム・カーン
音楽:アリーズ・スルイター
パーカッション:プラサップ・ラーマチャンドラ
ビートボックス:グレイス・サヴェージ
ヴァイオリン、ヴォイス、ラップトップ:アリーズ・スルイター

〈デュオ2015〉
音楽:トム・ウィレムス
出演:ブリーゲル・ジョカ/ライリー・ワッツ

〈ヒア・アンド・アフター〉
振付:ラッセル・マリファント
音楽:アンディ・カウント
出演:シルヴィ・ギエム/エマヌエラ・モンタナーリ

〈バイ〉
振付:マッツ・エック

【感想】
今年で引退するシルヴィ・ギエムのファイナルツアーへ行ってきました。会場は満員で、最後の踊りを目に焼き付けようと、いつとは違う盛り上がりの雰囲気がありました。そんな中、始まった公演は初めて鑑賞する演目ばかり。どれもことれも個性的でとても驚かせられました。全体的に音楽を情緒的に踊るのではなく、音のリズムを表現する踊りだったように感じました。また、バレエの表現の幅広さ、多様性をもっと知ってほしいとしいうギエムのメッセージたったのかなぁと思いました。
ギエムの踊りは最後ということもあり、いつも以上に気合の入ったオーラを感じました。手先・足先まで行き届いた振付表現、流れるようなからだの動き、メリハリのきいたキレのあるリズム、どんな動作でもぶれない軸、どれをとっても素晴らしくピカイチの踊りでした。ひとつひとつがとてもキレイで音楽とピッタリ合わさって、踊りで表現するってことはこうゆうことなのだと見せつけてくれました。
生でギエムの踊りを見るのは最後ですが、最初に見たボレロとこの日の踊りはずっと色あせることなく心に残り続けます。様々な感動をくれたギエムに感謝です。