虹色空間から~

日々の生活で興味あることを綴ります

東京バレエ団 <ウィンター・ガラ>

【鑑賞データー】
日時:2017年2月22日 19:00開演
会場:Bunkamura オーチャードホール
座席:2階A席

【演目と感想】
振付:モーリス・ペジャール 音楽:ベラ・バルトーク
演奏:特別録音によるテープ

無頼漢の首領:柄本弾
第二の無頼漢-娘:宮川新大
ジークフリート:森川茉央
若い男:伝田陽美
中国の役人:木村和夫

不思議な世界を描いた舞台です。男性ダンサーがメインで冒頭はとくに迫力のある踊りが披露されます。しかし、物語は街のヤクザが因縁をふっかけて喧嘩するという内容?そして何故か中国の役人を殺害する?物語の筋を良く知らないので、見ているだけだと???で不思議な世界です。しかし、ダンサーたちの熱い踊りとこれで中国の役人を踊るのは最後となる木村和夫の気合いの入った踊りはとても見ごたえがありました。


「イン・ザ・ナイト」 -東京バレエ団 初演-
振付:ジェローム・ロビンズ 音楽:フレデリック・ショパン
演奏:松木慶子(ピアノ)

沖香菜子 - 秋元康
川島麻実子 - ブラウリオ・アルバレス
上野水香 - 柄本弾

ショパンの美しい旋律に乗せた流れるような踊りです。3つのペアダンサーが曲の個性に合わせて踊り、素敵なハーモニーとなってうっとりとさせられました。しっとりとして冬にぴったりの演目でした。


ボレロ
振付:モーリス・ペジャール 音楽:モーリス・ラヴェル
演奏:特別録音によるテープ

オレリー・デュポン
杉山優一/岸本秀雄/森川茉央/永田雄大

ボレロは何度も見ていますが、シルヴィ・ギエム以外のボレロを見たのは初めてだなぁとオレリー・デュポンがボレロを踊り始めて改めて思いました。新しい作品を見ている、そんな感覚がしました。デュポンのボレロはしなやかで女性らしさが見え隠れします。それが、赤いテーブルを取り囲む男性ダンサーの迫力とのコントラストを際立たせます。ギエムは男性ダンサーを引っ張り、高めていくような踊りでしたが、デュポンの場合は男性ダンサーのエネルギーがデュポンを支え最後のクライマックスまで押し上げていくという印象でした。踊る人によって印象が変わるもんです。シンプルな踊りなので、違いが際立つのでしょう。次回はぜひ男性ダンサーのボレロを見てみたいです。