【鑑賞データー】
日時:2016年1月10日(日) 18:00開演
会場:オーチャードホール
席:3階B席
【演目】
「煌くエトワール」 *日本初演
音楽:ジュール・マスネ(「タイスの瞑想曲」)
振付:エルヴェ・モロー 振付協力:イザベラ・シアラヴォラ
バレエ:ドロテ・ジルベール/エルヴェ・モロー
ヴァイオリン:三浦文彰
「ポンセ:メキシカン・バラード」
ピアノ: ジョルジュ・ヴィラドムス
「トリスタンとイゾルデ」より“愛の死のパ・ド・ドゥ” *日本初演
音楽:リヒャルト・ワーグナー(「トリスタンとイゾルデ」より“愛の死”)
振付:ジョルジオ・マンチーニ
音楽:アルヴォ・ペルト(「アリーナのために」)
振付:中村恩恵
バレエ:エルヴェ・モロー
「それでも地球は回る」
音楽:アントニオ・ヴィヴァルディ(「バヤゼット」より“私はないがしろにされた妻”)
振付:ジョルジオ・マンチーニ
バレエ:マチュー・ガニオ
「サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ」
「瀕死の白鳥」
音楽:カミーユ・サン=サーンス(「動物の謝肉祭」より第13曲「白鳥」)
振付:ミハイル・フォーキン
バレエ:ドロテ・ジルベール
「リスト:バラード 第2番 ロ短調」
ピアノ:ジョルジュ・ヴィラドムス
「月の光」
音楽:クロード・ドビュッシー
振付:イリ・ブベニチェク
バレエ:エルヴェ・モロー
ピアノ:ジョルジュ・ヴィラドムス
「スペシャル・カーテンコール」
音楽:バート・ハワード(フランク・シナトラ「Fly Me to the Moon」)
【感想】
月をイメージした演出がほどこされ、神秘的な雰囲気を感じる舞台でした。バレエと音楽演奏が織り交ぜられた演出は初めてで、とても新鮮でした。バレエだけの公演だと息つく暇なく見続ける感じですが、音楽演奏が入ると全身がリラックスして気分が変わります。しかし、リラックスしすぎて眠気が襲ってくるのが難点ですが…
日本初演の演目も多く、「瀕死の白鳥む以外は初めて見るものばかりなので、舞台の雰囲気がつかめず、舞台と一体になった感覚で鑑賞することがなかなかできませんでした。演目が始まる前にクレジットが写し出される演出そのものが映像を見ている感覚にさせたのかもしれません。
一番注目していた「ツクヨミむは日本人が振付けたこともあり、神事のような動きが随所にみられ、神楽を見ているような気がしました。先日のギエムの舞台もそうですが、バレエ表現の多彩さを改めて感じました。
素敵な月があがった夜は今日の舞台を思い浮かべてみたいです。