虹色空間から~

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松代象山地下壕の見学

日時:2023年12月2日午前

見学場所:長野県長野市松代町・象山地下壕(ぞうざんちかごう)

 

知人の家を訪れる途中で、再び松代を訪れました。山々に囲まれたこじんまりとした松代の町並みに朝日が差し込む風景はとても素敵でした。時間があまりなかったので、真田宝物館裏の駐車場に車を止めて、街並みを楽しみながら、象山地下壕にむかいました。真田邸の前には松代入部400年を記念した真新しい真田信之像がドンと座っていました。

象山地下壕の周りは変哲もない普通の町並み。奥に見える橋を渡ると直ぐに地下壕の入口があります。訪れるのは2回目ですが、こんな場所に!と改めて思いますし、入口も小さくて、びっくりです。

地下壕の中に入ると、長い長い通路が続いています。足元は奥に行くほどゴツゴツとして悪くなり、足を滑らしたり、つまづいたり、しないように注意が必要です。

見学できるのは約500メートル。見学通路以外にも通路が沢山、掘られていました。大本営や政府各省等をこの地に移すためとはいえ、終戦間際のわずか9カ月の間に掘られていた事に驚きを感じます。そして、沢山の通路が掘られたにもかかわらず、約80年たっても、人が通れるほどの強固な地盤があった事にも改めて感嘆しました。江戸の風情漂う街並みと戦時の爪痕を色濃く残す地下壕、このギャップが松代をより魅力ある地にしているなと感じました。