監督：村川透
製作国：日本
製作年：2016年
【物語】
横浜港署捜査課刑事のタカこと鷹山敏樹(舘ひろし)とユージこと大下勇次(柴田恭兵)は、定年退職を5日後に控えていたが、2人だけでブラックマーケットを襲撃するなど、まだまだ暴れ放題。そんな中、2人が追っていた新興ヤクザ幹部が惨殺死体となって発見される。各国マフィアが入り乱れるブラックマーケットを仕切っていた人物が殺されたことで、危うく保たれていたマフィアたちの均衡は崩壊しはじめ、そこへ中南米の凶悪な犯罪組織BOBが横浜に進出してくる。
【感想】
舘ひろしと柴田恭兵のふたりは素敵に年をとりました。かっこいい、おじさんたちとなりました。なので、若かりし頃の人気シリーズでも、年に見合った魅力を発揮してくることが想像に難くないので、映画を観るのがワクワクして楽しみでした。そして、期待を裏切らない作品でした。２人の絶妙なコンビも健在で、ブランクも全く感じないられませんでした。いつまでも見ていたいな…
アクションあり、笑いあり、クサさあり、シリーズあるあるが二重にも三重にもテンコ盛りにされ、安心できる楽しさを提供してくれました。国民的映画だった「男はつらいよ」的な感覚に近い感じで楽しみました。
30年のシリーズもヒーロー２人が定年退職を迎え、わき役たちも年を重ねてそれぞれの道を歩み出している物語も挿入され、今でも強い絆でつながっていてる様子が描かれ、とても良い完結編でした。番外編でその後の２人を描いた作品ができないかな…期待して待ちたいです。
