虹色空間から~

日々の生活で興味あることを綴ります

2014 東京国際コンサート

日時:6月18日水曜日 18:80開演
場所:新国立劇場 オペラパレス
座席:2階席
歌手:ルネ・フレミング(ソプラノ),コナル・コード(バス),半田晴久(バリトン)
指揮者:ロベルト・アバド
 
感想:
無料にて世界的に名の知られたソプラノ歌手のルネ・フレミングが歌うとのことでね興味を持ってチケットを申し込みました。会場である新国立劇場はまだ一度も訪れたことがないためどんな会場なのか興味を惹かれました。しかし、予定が押して、到着が開演時間に間に合わなかったので、会場をゆっくりと楽しむ余裕がなくて残念でした。ホールの中は思っていたよりこじんまりしていて、席はゆったりで、舞台も見やすく、音もきれいに聞こえて、とてもリラックスできる会場でした。とても良かったです。
コンサートの方は舞台にオーケストラがあがり、その前で歌手が歌う形式でした。前半は脇役歌手の男性2人が登場して、代わる代わる歌を披露していきました。このコンサートを主催している半田晴久は日本人で小柄だかなのか、声にパンチがない印象で、オーケストラに負けてしまっている感じでした。コナル・コードはとても太った男性で声に力強さがあり、安心感を持って聞けました。
後半はいよいよ主賓歌手であるルネ・フレミングが登場です。さすが、その場にいるだけでオーラを放っていました。もともと私は、映画やラジオで聞くソプラノ歌手のキーンとする高い声を苦手としていて、聞く前は身構えていましたが、やはり生歌は違います。声が柔らかく伝わり、高く大きな声で伸ばす場面でもキーンとすることはなく、普通に聞くことができました。逆に小さく歌う場面では声がこもっているようで、聞こえにくこともありました。
オペラ歌手のコンサートを聞くのは初めてで、普段はマイクを通しての声に慣れてしまっているためか、音量に物足りなさがあり、オーケストラの音にかき消されてしまうシーンもあって、もっとバンバン声が響くのなかと思っていたイメージとは異なりました。実際のオペラではオーケストラがオーケストラ・ピットに入るので、また違って聞こえるのかもしれません。このコンサートでソプラノアレルギーからは脱することができたので、ぜひ今度はオペラ公演を聞きに行きたいと思いました。