【公演データー】
日時:4月15日(月)19:00開演
会場:紀尾井ホール
座席:1階S席
【演奏者】
ヴァイオリン:ヴィルデ・フラング
使用楽器は1864年製ジャン=バティスト・ヴィヨーム
ピアノ:ミハイル・リフィッツ
1982年ヴズベキスタン生まれ。16歳でドイツに移る。世界的なホールで演奏を重ねている
2104年から、スタインウェイ・アーティストを務める
【演奏曲】
第1楽章:ヴィヴァーチェ・マ・ノン・トロッポ
華麗なるロンド ロ短調op.70,D895
アンダンテ~アレグロ~ピゥ・モッソ
ー休憩ー
ヴァイオリン・ソナタ第1番Sz.75,BB84
第1楽章:アレグロ・アパッショナート
第2楽章:アダージョ
アンコール シューベルト
ヴァイオリンとピアノのための幻想曲ハ長調op.159,D934
第3楽章:アンダンティーノ
【感想】
ヴァイオリンのリサイタルを聞くのは初めてです。ヴィルデ・フラングが紹介されている記事を数年前に見て、何となく気になっていました。紀尾井ホールへ行くのも初めてで、数日前からソワソワしていました。
沢山ヴァイオリンを聞いているわけではないので、違いが分かりませんが、思っていた以上に音が大きくなく、結構耳をそばだてて聞く感じでした。ピアノの音が大きくて、音色がよく聞こえないこともありました。また、演奏者を見ていると小さくて繊細な音が聞きにくい感じがして、目を閉じて聞いていることが多かったです。そうすると、澄み切ったヴァイオリンの音がからだに染みわたるようでした。また、ヴァイオリンの奏でる音のバリエーションの豊かさがよく分かりました。
クラッシックをよく聞くわけではないので、演奏された曲は全て耳なじみのない曲でした。その中で一番良かったのはアンコール曲です。ヴァイオリンもピアノもやさしい雰囲気でのびやか、ゆったりと音の移り変わりを楽しめる曲で、伸びやかで繊細に響くヴァイオリンの音はとても素敵でした。